マリアージュ フレールのジャスミンティーのリストをさらに充実させるのは、アバンギャルドながら早くも一流の世界の仲間入りをしたお茶。中国宋朝の繁栄期はジャスミンティーが育まれた時代として知られ、福建省沿岸部の島々にある茶園では今も当時の流儀で栽培が行われている。その中のひとつの茶園とマリアージュ フレールが特別に作り出し誕生したのが、一千年の歴史を持つ製茶へのオマージュ「レコルト インペリアル（皇帝のためのお茶）」と無限のニュアンスを香らせるジャスミンとが融合した傑作。茶葉：ひとつひとつ丁寧に手摘みした最高級の銀針は乾燥させたのち、風味を逃さないように絹にくるまれる。綿花のやわらかな感触、ダイアモンドの輝き、銀色のシルバーチップは、まるでバニラの香りをまとったジャスミンの花のジブレ。抽出後の茶葉：翡翠色の葉に純白の葉脈が浮かぶ。無数のジャスミンの花が放つ香りは、徐々にラベンダーの花蜜と高貴な香水の香りに近づく。水色：光る朱色。甘みに続くのはマンダリンオレンジの果樹園にただようヘスペリデス。ローズウォーターにプルメリアの花の香りが重なり、どんなに厳しい審美眼の持ち主も虜になるに違いない。雪の魔法がかかったお茶。