黄山で産出される中国でもとりわけ優雅な緑茶です。伝説では運命によって引き離され、お茶の木に変わった恋人を想って、お茶畑で働く美しい娘の悲嘆に暮れた涙が、にわか雨となって彼女を覆う。そのため、この地方には絶え間なく霧が立ち込めているのだともいわれています。新芽とともに摘まれる若い葉は黄緑色をしており、ひらたく銀色のうぶ毛に覆われています。アプリコット色のお茶には甘みと同時に花を思わせる香りが広がり、バターたっぷりのブリオッシュのパンの香りをアクセントに栗のような香りを醸し出します。?口にふくむと、サテンのようななめらかさ、最も調和のとれたフルーティーな若葉、生ピスタチオ、新鮮なヘーゼルナッツが香ります。｢緑茶の皇帝｣と称されるに相応しい並外れたお茶です。